DRESS ME DESIGNER'S STORY

 
身につけた人にポジティブな変化と魅力をプラス
『わたしのための装う魔法』のコンセプトで
オリジナルな作品を生み続ける元祖つけ襟ブランド

「流行やルールにとらわれがちなファッションの世界ですが、自分が好きだと思うものを身につけ、何より自分自身が楽しむのが一番。」と語っていらしたDRESS ME デザイナーの大石さん。これまでの道のりやご自身について伺いました。

【インタビュイー:Ai Ohishi インタビュアー:Michiyo Yoshinari】

_カラフルでリズミカル、他にはないファッションアイテムをOomoでお取扱いさせて頂けて、とても嬉しいです!
ファッションの魔法にかかり勉強を始められたという大石さん。ファッションに初めてトキメイタのは、いつ頃どんな風でしたか?

そうですね、幼稚園のスケッチブックに服のデザインがたくさん描かれていたので、おそらくその頃からだと思います。
小さい頃は、物語のプリンセス達の美しいドレスにときめいたり、お気に入りの服を手に入れた時に鏡の前でファッションショーをしたり。
そこには喜びと楽しさがありました。それはまるでファッションの魔法に掛かったようでした。
そして私はいつしか
「魔法を使える人になりたい」
「鏡の前の女の子たちを笑顔にしたい」
と考えるようになり、ファッションの勉強を始めたのです。

_高校卒業後、文化服装学院に進路を決めるとき、迷いなどはありましたか?

全くありませんでした。

_魔法は解けなかったのですね!在学中、達成感を感じたことや、思い出がありましたらお聞かせください。

思い出はたくさんありますが、服に限らずクリエイションの根っこの部分をぎゅぎゅっと学べたと感じます。

_ご卒業後はジュエリーブランドにてお仕事され、その後ご自身でブランドを立ち上げられています。どのようなブランドでしたか?

ビーズ・リボン・レジンなど様々な素材を使ったカラフルなアクセサリーブランドを立ち上げました。
作品の販売のほか、書籍へのデザインや作品の提供、ワークショップの開催と様々な活動をしました。
実は現在も細々と活動しています。

_そうだったのですね!ピーズやリボンのアクセサリー。大石さんのつけ襟とリンクする部分も沢山ありそうで、ぜひ見てみたいです。
さて、そこから2015年に現在のつけ襟ブランド DRESS ME を立ち上げられたきっかけは何だったのでしょう?

何か新しいことを始めたくなったのがきっかけです。
それまでに経験した布を扱う服作り。そして装飾品としてのアクセサリー。
この二つを合わせたもの、もしくはその中間のものとして、「つけ襟」を選びました。


_確かに、「つけ襟」は服とアクセサリーの中間をいく魅力的なアイテムですね。服と装飾品の両方に携った大石さんだからこそたどり着いたのですね。
ブランド名はどのように決められたのでしょうか?

ME・・・誰のためでもない、わたしのために
DRESS・・・着ること、飾ること、装うことを思いっきり楽しむ
そんな思いを込めて、DRESS ME と名付けました。

_商品を通してお客さまへお伝えしたいことは何でしょう?

身につけることで心躍る
いつもの服が見ちがえる
どこかへ出かけたくなる
そんな魔法をかけたいと思いながらデザインしています。
身につけた人に何か良い変化が訪れ、その方の魅力がさらにアップすると嬉しいですね。

_今でこそ、浸透しつつあるつけ襟ですが、2015年当時は違いましたよね。
元祖つけ襟ブランドとして、デザインや素材などこだわりや大切にされていることはありますか?

2015年当初は、【検索しても出てこないようなデザイン】をモットーにしていました。
それまであった、シャツを着ている風つけ襟や、レースの上品なつけ襟とは異なる、【積極的に首元を飾る!】ことを意識しながらデザインしていました。
今はつけ襟を販売するブランドも増えましたが、当初のモットーを大切にしつつシンプルな形であっても色使いや柄合わせでDRESS MEらしさをだせるようにしています。

_大石さんにとって思い入れのあるつけ襟は?

DRESS MEをスタートして、一番最初にご購入いただいた≪RIBBONS≫です。
「こんな変わったつけ襟(しかも高額)が果たして売れるのだろうか?」と不安もありましたが、(確か)18,000円のつけ襟が最初に売れて自信がつきました。

_確かにDRESS MEさんのデザインは驚くほどにデコラティブだったり、逆にファッションに取り入れやすそうなシンプルなものまで。幅広いラインナップも魅力です。
デザインのインスピレーションはどのように湧いてきますか?

特に決まっていません。
身の回りの事象だったり、好きな映画や本などから得たり、色々ですね。

_商品の完成までワクワクする事、反対に大変な事は?

ワクワクするのは、デザインを考えて人が身につけることを想像し『可愛くなりそう』と感じたときですね。
大変なのは、実際に制作してイメージ通りではなかった時です。

_ブランドをスタートされて10年が目前ですね、変わったこと、また変わらない事は何でしょう。

変わったことは、つけ襟がブームになったこともありお客さまの幅が広がり、接客もしやすくなったことですね。
変わらないことは、思い浮かびませんでした!

_ありがとうございます。ここからは少し、プライベートをお聞かせいただきたく。
煮詰まってしまった時のストレス発散法はありますか?

近所のカフェに休憩に行ったり、大きな公園に行ったり、外に出ることが多いです。

_好きなデザイナーはいますか?

たくさんいて選べませんが、最近だとセシリー・バンセン(Cecilia Bahnsen)。
ブランドですと、CFCLが気になっています。

_自由時間は何をされていらっしゃいますか?

最近はあまりないですが、映画を見たり本を読んだり散歩したりします。

_1番ホッとする時は?

納品の発送が間に合った時です。

_納品、確かに。リアルな感想をありがとうございます。
日々のルーティンでこれは欠かせない!というのはありますかね。

朝のミルクティーとトイレ掃除。
飲めない・やらない、と、気持ち悪いです。

_トイレ掃除、私も水回りのお掃除大好きなんです、実は。
さて、大石さんのつけ襟を見ていると何だか音楽を連想する私ですが、お気に入りのミュージシャンはズバリ?

海外だとOASISをはじめUKのミュージシャンやバンドをよく聞いています。
日本だと、解散しましたがNUMBER GIRLが特に好きです。
主にロックが好きですが、他のジャンルでも好きな曲は沢山あります。
「音楽を連想する」と言っていただけて嬉しいです。音楽を聴く事が大好きなので、作るものにも影響として表れていると思います。

_UKミュージックでしたか!私(吉成)が初めて買った洋楽アルバムがblurなので共通点があって何だか嬉しいです。
最後になりましたが、大石さんにとってつけ襟とは?

なくても困らないけど、あると楽しい変身ベルトのような面白いアイテムだと思っています!

インタビューを通して、大石さんはまぎれもなくファッションの魔法にかかり、今は多くの方にその魔法をかけていらっしゃると思いました。
布を触ることが大好きと言っていた大石さんが印象的でした。ぎゅぎゅっと夢と愛がつまったDRESS MEさん。これからも新しい作品が生み出されるのが楽しみです!

Designer : Ai Ohishi

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Profile

Designer / 大石 愛

‣千葉県生まれ。
‣文化服装学院アパレルデザイン科卒業。
‣2015年より、DRESS ME として活動開始。

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